2010-01-01から1年間の記事一覧

ニーチェ読書会のあとに…

Twitterの有志で不定期的にSkype読書会を行っているのですが、先日行ったニーチェの『道徳の系譜』読書会後、参加者の方々が独自にまとめや考察を行ってらっしゃるので、僕も真似してやってみよっかな☆的な軽い気持ちで。あんまり本格的なことは書けませんけ…

ミヒャエル・エンデ研究?のための参考文献

最初に断っておきますが、これはエンデの作品を理解するためではなく、エンデの考え方を理解するための参考文献を僕の独断と偏見で選んだものです。僕が持っているもの、読んだものもあれば、もっていないもの、読んだことのないものも入ってますw要するに…

私訳『自然と我々の理想』

昨日、Twitter上で、高橋巌先生の『若きシュタイナーとその時代』で一部が取り上げられている(自伝の7章にもあります。自伝は邦訳では西川訳と伊藤訳が出ています。)、シュタイナーのマリー・オイゲーニエ・デレ・グラツィエへの書簡、GA30所収『自然と我…

エンデ「比喩」注解-シュタイナー入門

Twitterで管理?しているエンデボットに、遺稿集「誰でもない庭」の「比喩」という文章の一部を引用しているのですが、少し見なおしてみたら、(一部を引用しているせいもあるけど)かなりハイコンテクストな文章なので、少しつらつらと書いてみることにしま…

貨幣の隠喩としての時間という解釈の一面性

「エンデの遺言」と「モモ」があの松岡正剛氏の千夜千冊で取り上げられた。松岡氏は最近積極的に資本制に関わる著作について千夜千冊しているので、当然、エンデの貨幣と経済システムへの問題意識に関する部分が取り上げられた。で、僕はそれを読んで、多少…